女性皇族の結婚─憲法と立憲君主制について
皇女と民間人の結婚を、この度は週刊誌やテレビ報道と同じく、国民の多くが疑念を抱いて反対しました。オランダにも、王位継承に絡んだ社会の分断があったと書く記事があり、読み込んでみました。
皇女と民間人の結婚を、この度は週刊誌やテレビ報道と同じく、国民の多くが疑念を抱いて反対しました。オランダにも、王位継承に絡んだ社会の分断があったと書く記事があり、読み込んでみました。
天皇家の長女愛子さまが20歳をむかえ、成年行事に臨まれました。天皇陛下から「宝冠大綬章」を授与され、報道陣の写真撮影を受け、祖父母や叔父叔母や、三権の長から祝賀をうけました。
今後の皇室のあり方を議論する政府の有識者会議の、第12回会合が開かれました。そしてこれまでと同じく、2案が了承されました。女性・女系天皇の是非については、やはり議論されずでした。
小野次郎さんによる有識者会議案についての見解──旧宮家の皇族復帰は疑問である、皇室とは別に「宮家」を起こしてすでに600~700年経ている人々のことを、皇室の血縁と思えるのか? また養子になって皇位継承をするなら茶華道の家元制と同じだろ。
自民党の高市早苗政調会長が「文芸春秋」新年特別号で、女性天皇を容認すると述べました。天皇家の愛子さまの即位は認めるという意味です。しかし女系天皇は認めず。つまり、旧宮家から皇籍復帰した男子を、重要視しているふうです。
先だって有識者会議がまとめた「皇族数の減少に対処するための2案」、それらの問題点を、簡潔に突いてい...
神道学者で皇室研究者の高森明勅氏は、有識者会議の姿勢を批判しています。国会から求められた肝心なテーマから逃げて、議論をすり替えて、まったく非現実的な提案を2点、ひねり出してきた。不誠実そのものだと。
有識者会議は第13回会合ひらき、最終答申を決定し岸田首相に提出しました。①女性皇族が結婚後も皇室にとどまる案 ②旧宮家の男子を養子として皇籍復帰する案 しかし、女性・女系天皇の是非については議論せず、先送りしました。
有識者会議が政府に提出した報告書内容に、小野次郎さんはご立腹。特に旧宮家の男系男子が養子として皇籍復帰する案に異議ありと。昭和20年の終戦直後に廃止した身分制度を復活させれば、戦後民主主義に反することにも繋がりかねないと。
EXITの兼近大樹氏は番組中に、有識者会議が議論を先送りした女性天皇について、自分の考えを述べました。女性天皇とかの具体的な話は進めていってほしい、前に不正解だったのものが正解に変わることもある、などと。