反対派の意見は短くかんたんに記すことができません。伝統がかかわってくるからです。
次のように、反対派は言っていますよ。
皇位継承については、日本国憲法や社会一般の考え方からではなくて、日本の長い歴史と民族性と、そして「女系」をみとめてこなかった血統と、伝統にのっとって、決めなければならないと。
反対派の意見については、一つひとつ学びながら、理解をふかめたいと思います。
では、まず血統のところから学んでいきましょう。
女系(じょけい)そして 男系(だんけい)
女性天皇よりも「女系」天皇のほうを、反対派は問題にしています。
それからまた、皇室典範という天皇家の法律の、第1条には、皇位をうけつぐ資格は「皇統(こうとう= 天皇の血筋)に属(ぞく)する 男系の男子」にかぎる、と書かれています。
ただの男子ではなく、男系の男子のみが、つぐのだと。
いったい何が女系で、何が男系、なのでしょう。