「皇女」を新たに創設する、という政府案
政府は、今後「皇女」という制度を新たにもうけて、天皇家一族(皇族)が、とり行ってきた公務を、その皇女に担ってもらうという案を示しました。それよりも先に、皇位継承問題の議論を進めるべきではないでしょうか。
Japanese imperial succession issue
政府は、今後「皇女」という制度を新たにもうけて、天皇家一族(皇族)が、とり行ってきた公務を、その皇女に担ってもらうという案を示しました。それよりも先に、皇位継承問題の議論を進めるべきではないでしょうか。
政府は、第5次男女共同参画基本計画を、閣議決定しましたが、第4次計画より、内容はかなり後退しました。「選択的夫婦別姓」の一語も消えています。自民党右派議員の猛反発のためです。彼らを応援する団体も、大きな影響を及ぼしました。
政府はようやく皇位継承議論を、6名のメンバーからなる有識者会議で、始めると決めました。上皇さまの退位時に、付帯決議で決まっていたのに、ずっと先送りしてきた議論です。
政府は、皇位継承策にかんする有識者会議の初会合を、首相官邸で開きました。座長は清家篤氏にきまり、この先話し合う論点が10点確認されました。
4年前に国会が、政府に、皇位継承問題の議論を早く始めるよう促していました。天皇退位時の、特例法の付帯決議で促したのです。しかし、どうやら安倍前首相の考えで、先送りされてきたようです。
皇位継承の方策を話し合う有識者会議の、第2回会合が首相官邸でひらかれました。そして専門家5名から、女性天皇と女系天皇について意見を聴きましたが、ほとんどが否定的意見でした。
小野次郎さん(小泉総理秘書官も務めた元代議士)が、有識者会議の第2回会合について意見を述べました。そもそも有識者会議は、政権が時間稼ぎに立ち上げた会議であって、議論はそんたくもされて行われるだろう、といった批判も。
政府は有識者会議の第3回会合をひらき、4人の専門家から意見を聴きました。女性・女系天皇に賛成が2人、女性天皇を一代限りで容認が1人、どちらも賛成はしないが1人、でした。
鈴木英敬三重県知事は、定例記者会見で「皇位継承は男系男子を維持すべき」と個人の意見を述べました。「126代も続く継続は世界でもまれであり、敗戦後も、わが国は天皇制を守るべく闘った。途絶えさせてはいけない」
有識者会議の第4回会合が首相官邸で開かれました。天皇家の長女 愛子さまが、皇位継承することに関して、憲法の専門家4名から意見をききました。愛子天皇に賛成が3名、反対が1名でした。