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首相官邸
皇位継承の方策を話し合う有識者会議の、第2回会合が首相官邸でひらかれました。
今回は有識者会議のメンバーが、専門家5名から、特に女性天皇と女系天皇について、意見を聴きました。
5名の専門家のほとんどが、女系天皇に対しては否定的で、女性天皇にも、抑制的な意見を述べようで……各人の意見を、みじかくですが記しておきます。
・岩井克己氏(ジャーナリスト)は、皇族の数が減っていることを考えて、女性皇族に、結婚後も皇室に残ってもらえるよう制度を整えるべき、と述べた。
・笠原英彦教授(日本政治史)は、男系女子の女性天皇までは、容認して良いのではないか、と。
つまり笠原教授の意見は、愛子さまが天皇になるのはよいが、愛子さまの子どもは、天皇になるべきではないということ。
・櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)は、女系天皇には反対、そして女性天皇も、女系容認につながるから慎重であるべきだ、と述べた。
・新田均教授(神道学)は、女系、女性天皇ともに不可だ、と。
・八木秀次教授(憲法学)は、女系天皇は絶対に反対、女性天皇も認めない、と。
もしかして今回の会合では、女系や女性天皇に反対する専門家を、意図的に多く呼んだのではないのかと勘ぐってしまいました。
なぜなら、八木氏と新田氏と桜井氏は、皇位継承にかんしては以前からイデオロギー的な発言がめだっていたと思うからです。それから笠原氏は、明仁天皇(現上皇)が、生前退位を国民にむけてみずから訴えた時には、かたくなに反対し、それまでの制度の維持にこだわっていましたから。
人選がかたよらないことを望みます。