第3回有識者会議:専門家4人からヒアリング

 政府は有識者会議の第3回会合をひらき、4人の専門家から意見を聴きました。

 今谷明・国際日本文化研究センター名誉教授(日本中世史)は、女性宮家は早くととのえて、皇族の減少で問題がおきないようにするべき、と述べつつ、女性・女系天皇に関することは、急いで答えを出す時期ではないとの意見でした。

 所功・京都産業大名誉教授(日本法制文化史)は、男系男子の継承を基本にしながら、一代限りで、女性天皇をみとめることも必要だろうと述べました。

 古川隆久・日大教授(日本近現代史)は、女性および女系天皇の、皇位継承に賛成しました。もしも女性天皇までしか認めないと、将来的に皇位継承は不安定になるはずだから、と。

 本郷恵子・東大史料編纂所所長(日本中世史)は、女系・女性天皇いずれにも賛成しました。継承資格を男子だけに限ることには、現代において違和感があると主張しました。

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