三重県知事「男系男子を維持すべき」と

三重県の木・神宮スギ

 鈴木英敬三重県知事は定例記者会見で、個人的意見としつつ「皇位継承は男系男子を維持すべき」と述べました。

「126代も続く継続は世界でもまれ」であり、太平洋戦争敗戦後の日本国憲法をつくるさいにも、その天皇制を守るべく、わが国は「闘った歴史があり、途絶えさせるわけにはいかない」、だから「皇位の維持のためには、外に出た男系男子の方を戻されたらよいと思う」と述べ、旧宮家の男子を皇族に戻すように主張しました。
(以上、伊勢新聞4/23を参照)

 鈴木三重県知事は、東大から国家公務員(通産省・経産省)をへて自民党に所属する、とても頭の良い方なのだと思います。
 ただ、天皇家が126代途絶えずに継続してきたという歴史観は、当サイトでも調べて学んできたように、明治時代に形づくられ、大日本帝国にて掲げられたイデオロギーに、根差しているのではないかと思います。はたしてその点のみで、継承問題をとらえてしまって良いのでしょうか。

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