女は土俵に上がれない?

大相撲で、女の人は土俵には決して上がれない、それは昔からの伝統だから、ときいていました。

でもNHKの番組などを調べると、明治時代に板垣退助(いたがき たいすけ)が中心になって、相撲の大改革をやったときに、そういう伝統がつくられたそうなんです。

鎖国をやめたばかりの明治の日本は、諸外国にむけて日本文化をアピールしようとしていました。
相撲については、宮中行事(=天皇の住まいでおこなわれる行事)から始まった、神道(しんとう)とのつながりも深い、由緒ただしき国技(=国の代表的な競技)である、とアピールして、そんな権威ある文化であるから、女性は土俵には上がれない、と決められました。(2018/5/20 読売新聞)

『日本書紀』の中にも、男子よりも女子の方が先に、相撲を取ったエピソードが書かれているようです。(内館牧子著『女はなぜ土俵にあがれないのか』より)

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