未婚の女性皇族がいる4つの宮家へ、政府案

皇室の構成 © KYODONEWS

 皇族の減少問題を解決するために、政府は、有識者会議での今までの案をもとにした、下記の案を、準備しているという報道がありました。

 その案は、結婚した女性皇族は、皇籍を離れる決まりに今はなっていますが、そこを変更するというものです。
 つまり、4つの宮家に現在いらっしゃる未婚の女性皇族の方々に、将来結婚された後も、皇籍に残ってもらい、それぞれの宮家をついでもらおうという案なのです。

 天皇家の長女愛子さま(19)には、天皇ご一家に残って、つでいただく。
 秋篠宮家では、長女の眞子さまが年内にニューヨークに飛んで小室圭さんとご結婚の予定。
秋篠宮家はそのため、次女の佳子さま(26)についでいただく。
 三笠宮家は、彬子(あきこ)さま(39)か、瑶子(ようこ)さま(37)についでいただく。
高円宮家は、承子(つぐこ)さま(35)についでいただく。

 上記の案が実行されたなら、秋篠宮家の長男悠仁さま(15)がさきざき天皇に即位された時に、皇室全体で支えるだけの皇族が、その人数が、そろっていると政府は計算しているのではないでしょうか。

 この案とは別の、もう一つの案も有識者会議では検討されてきました。
 それは、戦後に皇籍離脱して、その後は一般人として代々暮らしてきた方の中から、誰かよき男子に、養子として皇族に入ってもらい、そうして男系の血を復活させて、皇室を安定させるといった案でした。
 その案を実行するには、かなりな時間と労力が要るでしょうし、大きな議論や反発もひき起こすだろうと思えます。
 4つの宮家の女性皇族がつぐ案の方が、現実的案に思えます。

 ただ、しかし、跡をつぐことになる女性皇族の方々は、はたしてこの案をどう感じ、どう考えるでしょうか。
 皇族に生まれたばかりに、やりたいことを我慢しなければならず、好きな人との結婚も制約されることになり…と人権が、ある部分は制御されて不自由に生きねばならない、非常に苦しい身分に思えます。
 そこを思うと、天皇制や身分制度について、あらためて考えを巡らせてしまいますが。

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