最近の世論調査では、女性・女系天皇を認めることに賛成の人が8割前後にたっしています。
そしてまた最近では、皇族の減少問題を解決するために、女性宮家を新たに創設する案も話し合われています。
そういった最近の流れを、大いに警戒する人たちがいます。
それは女系天皇に反対する人たちです。皇位継承は男系男子に限り、その伝統は変えてはならない、と考える人たちです。
そんな女系天皇反対派の中の、たぶん一部の人たちでしょうが、小室圭さんの存在を、利用しながら、みずからの考えを推し進めようとしているらしいのです。
つまり秋篠宮家の眞子さまが、小室さんとの結婚によってさきざき皇籍離脱して、一般人になっていようとも、女性宮家がもしも創設されたらば、眞子さまはふたたび皇族の扱いにもどるのだろう。
すると、「小室圭さんも皇族の扱いになる」「圭さんの母親も、一般人でなくなるかもしれない」「はたしてそれで良いのか?」といった文言を、女系天皇反対派のある人たちは発して、世間の嫌気を誘おうとしているようなのです。
嫌気が、小室さんの名前を使うことで広がれば、そうだやっぱり皇位継承は、伝統的な男系男子に限るのが良い、との考えに収れんされていく、そんな道筋を描いているようです。
小室圭さん個人の名を、そこで使ってはいけないと思います。まったく失礼な話です。そういった発言をするのは一部の少数者でしょうが。
そんな悪手ではなく、そもそも明治時代につくられた伝統とはいったい何であったのか、改めて考えてみるべきかと思います。