ここまでここまで調べて学んできて思うこと──
皇位継承問題は、天皇家の方々の思いに、まずはそって考えたい気がしています。
日本の社会にもいろいろな意見がありますから、だから現在の、天皇を国の象徴ときめた、立憲君主制(りっけんくんしゅせい)という日本国のかたちではなくて、諸外国のような共和制(きょうわせい)にするべきだ、と主張する人もいるはずです。身分制につながる天皇制は、みとめたくないという人もいるでしょう。
けれども世論調査をすると分かるように、大多数の国民は、今の国のかたちを受け入れていると思います。
それは、平成時代の天皇が、身をもって示された象徴天皇の姿を、ひろく国民がなっとくして、うやまい、親したしむようになったことで、広がった一般的な思いなのかもしれません。
とにかく男子を生んで、男系男子の血をつないでもらわなければならない、それは伝統なのだから、という国民の願いは、もしかすると、それを願う国民のための願いであって、天皇家へは、プレッシャーにしかならないのではないでしょうか。
血をつなぐことを一番にこだわるよりも、いまの天皇家が、おだやかにつづいていくことを一番に願うのが、国民としては良いように思えます。
そして皇室典範の、明治時代に決められた縛(しば)りをといて、女性天皇をみとめると、法律を改正することが、皇位継承問題の解決になるのだと、当サイトでは思うのです。
関連 Webサイト→「こども嵐土(らんど)」国のしくみのこと-政治の中の皇室より