昭和天皇 の想い

1959(昭和34)年4月10日に結婚された、皇太子と皇太子妃によって、世の中にミッチーブームがわき起りました。
皇太子妃・美智子(みちこ)さまの愛称からとったブームが。

天皇家が初めて民間からお妃をむかえた、その結婚は、新しい時代をひらくような出来事できごとでした。

三笠宮さまのような方が、新しい民主的な意見をどれだけ公表されてきても、皇太子のお妃は、皇族や位の高い家からむかえるものだという考えが、ずっとつづいていたのです。

位の高い家からは、皇太子妃を平民(へいみん)出身にしないために、右翼(うよく)や国粋(こくすい)主義者まで動かしたりと、さまざまなプレッシャーがありました。

しかし皇太子の父上である昭和天皇は、皇室には新しい血をとり入れることが必要という考えで、この結婚をたいへんに喜ばれたそうです(読売新聞1989年1月9日)。
ミッチーブームは長い間つづきました。

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